1/6ドールのウィッグを作った話

こんにちは、てまりりです。

以前、海外製の入り目のヘッドにペイントしたのですが(最近分かりましたが、中国製でした)
植毛はできなさそうだったのでウィッグをつくりました。

もしかして需要があるかもしれないので、ここにやり方を残しておこうと思います。
本記事ではドールの生首がたくさん出てきますので、苦手な方は回れ右なさってください!

 

転ぶたびに髪の毛が吹っ飛ぶ入り目くん

この子犬のような顔をした入り目くん…(名はまだ無い)

オビツのメンズボディをつけているのですが
頭と首の細さのバランスがかなりおかしくて
少し傾いたり、倒れたりするだけで頭が飛んで行ってしまいます(かなりのパワーワード)

そしてそのたびに帽子ごとウィッグまで吹っ飛んでいき、
さっき撮りたかった角度がわからなくなり

Ahhhhhhhhhhhhhhhhh(発狂)

の繰り返しが煩わしいのでジャストサイズのウィッグを作ろうということに決めました。

 

Yotubeや人様のブログを拝見して

用意するもの
・いらないストッキング
・木工用ボンド
・サランラップ
・モヘアのウェフティング

手順としては、
①ウィッグキャップを作る
②ウィッグキャップにモヘアを張り付けていく
この2つの工程だけです。
しかし完成までに私は3回失敗しましたので、失敗したポイントとともに
きれいに作るコツをここに残していきたいと思います。

ちなみに写真は、ウィッグキャップを作っているところです。
できるだけ後頭部にシワがよらないようにして、サランラップ→ストッキングの順に
ドールのヘッドに被せます。

この上に木工ボンドをまんべんなく塗っていきます。

ストッキングの生地はできるだけ厚いところを選ぶ

これは一番うまくできたウィッグキャップです。

ボンドで固めていった翌日に、おでこからもみあげ、後頭部の襟足のあたりの狙いを定めて
ストッキングをカットしなければならないのですが
一度サランラップからストッキングを剥がす際、ぐっしゃぐしゃになります爆

このとき、ストッキングの太ももやふくらはぎなどの生地がうすーい部分で作ってしまうと
ぐしゃぐしゃになったあと元に戻せなくなります爆
おしりやウエストなどの、生地が厚い部分で作るのがおすすめです。

毛を張り付けるときは、毛束を作る

横着者の私は、家にあった使っていないモヘアウィッグの毛を一定の束でとったら
そこにボンド水をぬりぬりして貼り付けるというのを繰り返して作ってみました。

するとあらよあらよとボンド水が下へ滴り落ちていくのです。笑
そうしている間にこのように、ふわふわだった毛束はカチコチにかたまり
やがて鋭利な硬い毛束へと変わっていきました。
こんな髪型あるかい!!

なお、それでも横着してなんとかボンド水の滴り落ちる量が減るように
極限まで頑張った結果がこちらです。ださい。
なんでしょうかこの根元のペッちゃんこな感じ。

ダサすぎて却下です爆

丁寧につくることにした

ここにきて自宅にもともとあったウィッグの毛は在庫が尽きましたので
「ウィッグ ウェフティング」と検索して探してきました。

個人的に、植毛では出せない細かいニュアンスを出したくて
せっかくウィッグを作るならモヘアだー--!!!!!というこだわりがあったため
そこだけは譲れずに爆

しかしモヘアって、植毛用にするには毛糸を割いてウェフティングにして…という
もうひと手間が必要でした。でもとにかく少しでも早く作りたいので
検索して購入できる範囲の金額のもので済ませてしまったわけでございます。

そしてこれは何をしているのかというと
水ボンドは滴り落ちるからやめました。木工用ボンド100%でウィッグキャップにつけていく作戦に切り替えた…
この毛束たちは乾くまでに地味に半日~1日かかるので、たくさんたくさん作って置いておくのがいいと思います。

そうしてやっと、ふわふわのウィッグが完成したのであった…
最初から横着せずにこうすべきでした。

めんどくさがるとロクなことが起きないと、こんな場面でも思い知りました。
大切なことを教えてくれてどうもありがとう、入り目君。

今時の若者風になった気がする

今回写真を撮ってみて改めて思ったのですが
やっぱ髪の毛はたくさんあるに限りますね。。。

髪が少ないと貧相に見えてしまうから…

この人はもともと、瞳の色が茶色いし
私のペイントした眉毛も茶色いので
シルバーヘアもミステリアスでよかったですがこっちはこっちでいいな~
似合っている気がします。

もったいないのが、引きでみたときに頭がでかいところ…
やっぱりオビツスリムは華奢なんですよね、首から肩にかけて…

でも夏にはオビツさんの新作メンズボディが発売されるから…
そうしたらそれに変えてあげよう!

あんなお洋服やこんなお洋服もきせてあげたくなる入り目君でした。

 

 

 

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