アンコールワットの初日の出を見た後は、朝ごはんを食べるため一旦ホテルへ。
この日は4時間くらいしか寝ていませんでした。
なぜなら一晩中、蚊が耳の周りを飛び回って気が散ったからです…
なので朝はふとした瞬間眠くて眠くて…な時間を過ごしていましたが、そのうちそんなこと言っている場合ではなくなります笑
なぜならこの日は元旦にも関わらず気温はどんどん上昇し、灼熱の暑さに…
空は真っ青、そして巡る遺跡たちはどれも足腰にとてもハードなのでした。
アンコール遺跡群をめぐる
世界遺産に登録されたアンコールワット。
なんと19世紀にカンボジアの密林の中から突然見つかったというのだから驚きです。この日はアンコール遺跡群の中でもバイヨン→タ・ケウ→タ・プローム→アンコールワットという順番で遺跡を巡っていきました。
①バイヨン
この「バイヨン」はヒンドゥー教と仏教混交の寺院なんだそう。
「あー知ってる!ここの写真、見たことある!」という方も多いのではないでしょうか?いたるところに巨大な人面像が彫られ、さまざまな洞窟や階段が複雑に入り組んでいます。
この人面像、「クメールの微笑み」と呼ばれ、少しずつ表情が違うのだとか。
寺院内はもうとにかく自分も含めアジア人観光客の多いこと多いこと…特に中国人が多かったかもしれませんね。どこの写真を撮るにも多くの人が写ってしまうので、観光地感をださずに撮るのがなかなか難しかったです。笑
②タ・ケウ
割とマイナーな遺跡なせいか、ほとんど人はいませんでした笑
ですがとても心に残っています。その理由は…
なんといってもこの階段。急すぎませんか?
ここが日本だったら間違いなく登頂禁止になるでしょうね!!笑 油断すると普通に落ちて死ぬだろうな、と想像してしまうほとんど90度の階段。階段の幅も10cmちょっとで男性の足ならまず半分くらいしか足を乗せる場所がないでしょう…
みんな慎重に、恐る恐る登っていました笑
そして頂上に着くと、他の寺院に比べたら地味かもしれませんが洞窟のような建物があり、中には神様のような人形が祀られていました。これは天井です。吹き抜けになっていました。
頂上からの眺めはとてもよく、猛暑日でしたが風が涼しく感じました。
そしてまた震えながら度の階段を下りていくという…
③タ・プローム
かの有名な「天空の城ラピュタ」を連想させるような風景が並びます。
このタ・プローム寺院が建立されたのは1186年。ものすごい年月を経ていまの姿になっているということです。当時は5000人もの僧侶と600人を超える踊り子が住んでいたと言われているんだそうですが、ほとんどの建物がボロボロに崩れ、そのままにされています。
そしてあちらこちらで見られる巨大な樹木が寺院を侵食している様。
圧巻でした。
自然の力ってすごいんだな…と感じざるを得ません!!
そして次はやっとアンコールワット。
しかしアンコールワットまでの道が大変な混雑っぷりで、抜けるのに2時間かかると踏んだトゥクトゥクドライバーの粋な計らいで「こんなところ、トゥクトゥクが走っても大丈夫なの…?」と思ってしまうような獣道を進むことに。
途中、とても綺麗な草原(?)が広がったり、子どもたちが手を振ってくれたりと素敵な道でした。ドライバーさんに心から感謝です。
④最後の砦、アンコールワットへ
正直、上述した3つの寺院を巡るだけでもうへとへとになっていました笑
石畳の上を歩いたり、生死を分けるような階段にしがみついて登ったりとハードだったので…そして何より元旦でこの暑さって…真夏はどうなってしまうんだろうかと考えるとゾとしました。笑
粋な計らいをしてくれたドライバーは途中から恒例の赤土まみれの道に出てしばらくすると「悪い、道が悪すぎてこれ以上は限界だ!」と言って明らかに裏口だろうなってところで降ろしてくれました笑
でも人が少なかったので、思いの外よかったかも。
そしていよいよアンコールワットへ突入!
壁画や柱、石像がいくつも並び、とにかく広くて大きい。これまで巡ってきた寺院とは比べ物にならないくらい広くて高くて大きいです。
途中、最上階に登るための階段へ。
すぐ近くにタ・ケウのような絶壁階段もありましたが、侵入禁止になっていました。なんでもこの階段から落ちた死者が出たからだとか…
ですよね。この階段なら無理もない。
観光客用に新しく作られた階段には手すりこそありましたが、恐ろしい急斜面であることには変わりませんでした。笑
特に降るときは、わたしの目の前にとってもハンサムな欧米人のナイスガイが降っていたのだけど怖かったみたいで足がプルプルしている上に全然進まない笑
高所恐怖症の方にはおすすめできません。。。
階段を登った先には広場のような大きなスペースが。
壁にはこんな感じの感じの神様の彫刻が無数に掘られていました。
アンコール遺跡郡をめぐって、私はどうやら遺跡が好きだということに気がつきました。歴史と自然が調和していて、神秘的でとても素敵でした。へとへとになったけれどパワーをもらったような、そんな不思議な気持ちです。
またいつか登ってみたいな…と感じた、初めての遺跡めぐりでした。
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