どうもこんにちは、てまりりです。
最近お人形にどっぷり依存し過ぎてどうかしています。
しかし彼女たちは私を仕事のストレスや疲労から救ってくれるのです。メシア…。
今回はtotocoさんでお迎えした
今では非常に希少な日本製、「タカラトミー」さんがまだ「タカラ」だった頃に生み出されたジェニーちゃんをご紹介します。
1996年生まれのジェニーちゃん
ご覧ください!!この美しさ。
彼女の名は「ピンキッシュジェニー」。
その名の通りとにかくピンク一色です。
パッケージはこんな感じ
子ども向けの商品です。
付属のネイルやムースで自分もオシャレができちゃうというコンセプトですね。
箱に入っててもハンパない可愛さです。
早く出したい…うずうず
彼女は1996年、日本で生まれました。
もう25年以上前のことです。一人の人間が生まれて社会に出るまでの年月…
感慨深いですね。
ここからはtotocoのオーナーさんから聞いた話なので、数字や事情について真偽の保証はできませんが…
タカラは合併してタカラトミーとなってから
お人形の生産拠点を中国へ移しました。
現在も福島にある「リカちゃんキャッスル」というお人形の工場には、当時120人ものお人形職人がいたそうですが、中国への拠点移動を受けてかなりの数の方を解雇。
それもあって現在のキャッスルには20人ほどしか職人さんは残っていないそうです。
リカジェニ好きの皆さまのブログやインスタを拝見していると
オーダーしても届くのが3〜4ヶ月、長ければ半年かかる方もいるようですね。
※追記:2018年8月現在、リカちゃんキャッスルでのオーダーはできません
時間がかかるのも頷けます。
そしてなんと、現在では中国でもジェニーさんはほとんど生産していないそうで…
最近トイザらスへ行った時も、リカちゃんは数体いたものの、ジェニーさんはゼロ。
1人もいませんでした。
最近の子どもたちはゲームなど娯楽がたくさんあって、ほとんどおもちゃで遊ばなくなってしまったこと、さらに少子化でお人形は本当に売れなくなってしまったようです。
日本製のお人形と中国製のお人形の差は、隣に並べると一目瞭然。お顔が全然ちがいます。
アイプリも、植毛の質も全然ちがうのです。
そんな丁寧な日本のものづくり技術を持った職人さんたちは、かけがえのない存在だったことは間違いないでしょう。
もしお金持ちだったなら、全員呼び戻してリカちゃんキャッスル2号館を作りたい!笑
話は戻りますが、そんなわけで
非常に希少な国産ジェニーちゃんと出会うことができたのでした。
ジェニーさんはtotocoオーナーさんの話によると、数十回お顔が変わっているとか…
今のジェニーちゃんも十分美しいですが、やっぱり子どもの頃一緒に遊んでいたジェニーちゃんと同じ顔がいい。そんなこんなで、ピンキッシュジェニーちゃんに出会ったときはウキウキしてしまいました。
というのも、懐かしい気持ちと、随分長い間会えなかった友達に再会したような、不思議な気持ちになったからです。
90年代ジェニーちゃん箱出し
るんるん♬
そんな声が聞こえてくるようですね。←
本日までの約20年間、1度も箱の外へ出たことがないジェニーちゃん。
コレクターや大人のお人形ファンはこんなとき、きっとパッケージから出さずに そのまま棚に飾っておくのだと思いますが
私は帰宅するなり秒で開けました笑
「ああ。ここは窮屈だわ。早くここから出してちょうだい」
そんな幻聴が聞こえてくるようだったからです(真顔)
出した時のジェニーさんは、大変な埃の香りが…
そして素敵なストッキングはスタンドと一体化してしまって離れず
どう頑張っても取れなくなっていたのでした。。。
髪の毛は柔軟剤を入れたぬるま湯でワシワシして、お洋服も同様に押し洗いして写真を撮影しました。
そっとインテリアとして飾っておきたくなってしまうようなジェニーさん。
そしてお着替え後の写真
母作のコットンワンピースです。
ピンキッシュジェニーさんなので、やっぱりピンクを着せてあげたくなりました。
それにしても華やかな子です。
それにしても彼女はとてもフォトジェニックでして、
その場がパッと華やかに明るくなるような存在感があるのです。
カメラの顔認証も一瞬です笑
それから、初めてtotocoさんに行ってわかったことですが、オーナーさんとお話するのが楽しすぎる。
てまりりは2時間も居座り、
「どの子がおすすめですか?!」
「あー迷いすぎておかしくなりそう」
「やっぱりこの子がいいですかね?!在庫まだあります…?」
などと大層めんどくさい客だったと思いますが、それでも
「何も買わなくてもいいから、またいつでも見においで」
と言ってくれたオーナーさん。
またすぐにでも行きます。楽しみが1つ増えました。
5年越しの亀Resですみません。
箱の中のジェニーちゃんは顔が強張っているように見えますが、母君様作のドレスを着てお庭で佇む彼女は、とてもリラックスしているように見えます。いえ自分がドール好きということを割り引いても、明らかに表情が違う。不思議です。